長い長い残暑を経てやっと秋らしい気温になったこの日、24組もの親子の皆さんに集まっていただきました！赤ちゃんを連れての外出がしやすい季節、お出かけ先のひとつとして選んでいただいているようで嬉しいです。

この日は歯科衛生士さんをお招きし、むし歯予防と鼻呼吸の重要性についてお話しいただきました。

むし歯予防と聞くとまずは歯磨きが思い浮かびますが、小さいうちは親の仕上げ磨きが大事だと聞いてはいても、嫌がるお子さんも多いですよね。ありがたいことに、むし歯予防の３つの柱のうち、歯磨きはなんと第3位！第1位は「フッ素塗布」だそうです。保健センターや歯科医院で塗ってもらうのはもちろん、ふだん使う歯磨き粉も赤ちゃん用品コーナーに並んでいるものからフッ素濃度が500ppmf以上のものを選びましょう、とのことでした。第2位は甘いジュースを控えること、量にかかわらず回数が重要で、頻回になるほどむし歯を作りやすいそうです。第3位の歯磨きで、仕上げ磨きに抵抗が少なくなるように、まだ歯が生える前からお口の周りや口の中を触ってあげて慣れさせることや、比較的鈍感な下の歯から磨きだす、そして終わるときには必ずぎゅっとハグしてあげて仕上げ磨きにいい印象を持たせる、などの工夫が紹介されました。

鼻呼吸についてですが、赤ちゃんのときはお山型の上唇だったのが、だんだんと平らになってきて、3歳を迎えるころにはいつも口がしっかり閉じている、というのが望ましい発達だそうです。ところが近年は3歳になっても口が開いたままの子が増えているとのことです。口が開いたままですと、口の中が乾燥してむし歯や歯周病のリスクがあがったり、口臭がでたり、歯並びに影響したりと、健康上のデメリットが大きいです。前歯を使って齧り取る動きが必要になる食事習慣が有効だそうなので、離乳食が進んできたらひと口サイズで出すばかりではなく、ちょっと大きめにして齧らせることが大事ですね。

次回の葵子育てサロンは11月17日（月）午前10時30分からです。予約不要です。お気軽においでくださいね。